ロゴスウェアは自社ブランド製品を開発しています。
受託開発とは違い、クライアントからの無茶な要求、突然の仕様変更や到底達成できないリリース期限などの不条理な世界とは無縁です。しかし、全てを自分たちの責任で実行し、売れるか売れないかの結果を負わなければならない厳しさもあります。
市場に「今」求められているものが何か仮説を立て、「今」製品を世に出せるよう、スピードを常に意識し、製品を進化させていく必要があります。
自社製品の開発をどのように進めていくのか、どの段階から携わることができるのか。
エンジニアの方にはきっと欠かせないポイントでしょう。
ロゴスウェアの製品開発の文化について、ご紹介します。
長期的な開発の方向性を決定
ロゴスウェアの長期的な開発計画は、プロダクトマネージャーによってプランニングされます。
プロダクトマネージャーは、マーケティンググループがまとめた市場要求や、顧客からの要望、開発に関わる課題をインプットし、開発の優先度づけを行い、計画を立てます。
その後Work Outと呼ばれる製品開発会議にてイシュー(課題)や解決策を議論され、その後の細かな開発計画が立てられます。
POR-公式の開発計画
ロゴスウェアの製品開発はPORと呼ばれるフローに沿って進んでいきます。
PORとは、Plan Of Recordの略で、対外的にコミットする製品開発の公式な計画です。ここでは全製品、全バージョンの開発予定(α版、β版、ファイナル版の日付)が記述され、開発、テスト、マーケティングが情報共有を図り、同期を取りながら各々の業務を進めます。
製品リリースまでには、製品そのものの開発だけでなく、マニュアル執筆、ウェブページ作成、利用規約の作成、顧客通知など多くの仕事があります。POR情報を全員で共有することにより、製品リリースまでに何をすべきかを各自が業務設計できるようになります。
PRD-製品要求仕様書
PORを進めるにあたって、各バージョンごとに、PRD(Product Requirement Document)と呼ばれるシートがプロダクトマネージャによって作成されます。
PRDには、バリュープロポジション、ターゲットユーザー、解決したい用事、機能要求事項、解決策など、各バージョンの開発の指針となる情報が書かれます。PRDを書くことによって、何を目的としてこの製品バージョンを開発するのか、それをどのように実現するのかについて、開発者全員に周知し認識のズレが生じないようにします。
ロゴスウェアで書かれるPRDは、一般的に言われるPRDよりはかなり簡素化されたフォーマットになっており、アジャイル式に仮説・実装・検証を繰り返しながら開発を進めるスタイルを採っています。
Work Out-製品会議
各製品ごとに開発の進捗状況や抱えている課題を確認する目的で毎月開催されるミーティングをWork Out(ワークアウト)と呼んでいます。
開発グループから進行中の開発の進捗状況が説明され、また今後取り組むべき開発課題が議論されます。
この会議には、セールス担当やサポート担当も参加し、ビジネス上の課題や顧客要望も発表され議論されます。